人工皮膚?バイオミメシスヴェールを体験!その7つの感想
バイオミメシスヴェールの代名詞、「第2の皮膚」「人工皮膚」という言葉に期待や興味をそそられた方も多いと思います。
1年前に技術発表した花王のファインファイバー テクノロジーで、応用第1弾商品として、Panasonicと共同開発したこの商品<エスト バイオミメシス ヴェールディフューザー>。
専用の美容液を塗った上から、ポリマーを1µm(マイクロメートル)の極細線維として肌に噴射すると、1枚の極薄ヴェールが出来上がるというから、それだけを聞いても、一般のよくあるマスクと比較して肌が潤って感じることは間違いなさそうですね。
ということで、そんな<エスト バイオミメシス ヴェールディフューザー>、現在はまだ全国7か所(銀座・新宿・池袋・横浜・名古屋・うめだ・あべの)でしか売られていないため、気になる方の為にも、代わりに体験しておきました。
実は、前日私は、手に傷を作ってしまい、お見苦しいので、アシさんの手の方で写真や動画をアップしてます。アシさん有難うございます。
バイオミメシス ヴェールディフューザーを体験
左から、ヴェールエフェクター
ヴェールフュ―ザー
ヴェールポーションカートリッジ
左は美容液で、右はヴェールフュ―ザーの中にセットするカートリッジです。
さて、いよいよ体験です。実は久しぶりのコスメカウンターでうきうきしています。この雰囲気は女性なら誰もが好きですよね。また、接客してくださったBAさんがなかなか美女でテンションも高くなりましたよ♪~
では、早速美容液を手の甲で試してみます。
見た目は硬めの乳液のよう。テクスチャーは、超滑らかです。さあ、塗り広げて、いよいよです。
ヴェールフュ―ザーのノズルの先端から、しずくが出たら、ティッシュで拭き取ります。以前、SK-Ⅱのファンデーションで吹き付けるタイプのものがありましたが(廃版)、
あれと同じやり方ですね。使ったことがある方はわかると思います。
続きは動画でご覧くださいね。動画の内容は、<美容液を塗る~ヴェールを剥がすまで>になっています。
左の〇の部分の内側だけに、ヴェールがかかっています。どうですか?わかりませんよね?!
それだけに多分、つけているのも忘れてしまうと思うのですが、うっかり洗ってしまって、剥がれてしまったら、水に溶けたりはしないので、捨ててくださいとのことでした。
体験、7つの感想
私が感じたことをあげてみました。
感想① 朝、寝ぼけて、剥がすのを忘れるパターンになりそうですよね。そのくらい肌になじんで、わかりません。
感想② 夜、寝ていても、肌を擦ったり、掻いたりしなければ、剥がれることはありませんでした。
感想③ 欠点としては、これは額と頬にしか使えないので、目や口の周りなどには出来ないが例えばメイク商品だったら可能?
感想④ 使い方は難しそうですが、意外と塗り方に多少ムラがあっても大丈夫なので、不器用さんでも大丈夫そうでした。
感想⑤ 人工皮膚と言うよりは、<透明なマスク>という感じです。
感想⑥ 前もって成分を見ていたので、予想通りの感触。肌は水々しく、さらりとしていい感
感想⑦ 「上からファンデーションを塗ると肌のあらというか、特に毛穴の開きや凹凸を難なくカバーできるのではないか?」という誰もが考えそうなアイデアですが、残念ながら弾いてしまいました。
エスト バイオミメシス ヴェールエフェクターの成分
「美容液の成分が気になる~!」という方のために、ご参考にどうぞ!
成 分 名 | 用 途 |
水 | 溶剤 |
グリセリン | 保湿剤 変性剤 |
ジメチコン | 合成ポリマー 閉塞剤 |
BG | 保湿剤 溶剤 粘土低下剤 |
PEG-32 | 合成ポリマー 結合剤 |
水添ポリデセン | 合成ポリマー 粘土調整剤 |
ジカプリン酸ネオペンチルグリコール | 油剤 エモリエント剤 |
セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド | 合成セラミド(皮膚コンディションニング剤) |
ベヘン酸グリセリル | 合成界面活性剤 |
オリーブ果実油 | 油剤 |
ワセリン | 油剤 閉塞剤 |
アルギニン | アミノ酸類 アルカリ剤 |
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2 | 合成界面活性剤 乳化剤 |
(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー | 合成ポリマー |
ステアロイルグルタミン酸 | 合成界面活性剤 洗浄剤 |
カルボマー | 合成ポリマー 乳化安定剤 |
キサンタンガム | 天然ポリマー 乳化安定剤 |
水酸化K | Ph調整剤 アルカリ剤 |
セタノール | 油剤 乳化剤 乳化安定剤 |
メチルパラベン | 防腐剤 |
エチルパラベン | 防腐剤 |
前述したとおり、肌は水々しく、さらりとしていい感じになり、またふっくら柔らかい手触りや見た目になるのがわかります。即効性があり、すぐにキレイな肌になったように見えるので、女性の多くは喜ぶでしょう。
超短距離には向いているが長距離には向かない<基礎化粧品の超短距離ランナー>といった感じなので、<超短期スキンケア>を好む方にはとても良いでしょう。
この技術に対して期待したいこと
私としては、せっかくのこの技術は、スキンケアの分野より、<医療系メイク>などに応用するべきだと感じます。それですと、傷跡(瘢痕)、火傷後などもキレイに隠せるかも知れないですよね。
そうなれば、心にかかる負担はその分、軽くなるのではないかと。今後、この技術がどれだけ良い方向へ発展していくのか、期待したいところです。
あとは、一般の方でも技術無しでキレイにベースメイクが出来たり、クレンジングしなくても剥がすだけでキレイにメイクが取れて・・・などなど、考えると、色んなアイデアが頭の中を駆け巡ります。なんて、言うは易しですが、
悩める女性たちの顔や心の負担を減らすようなものを開発して頂けたら、嬉しいなと思います。