【瞬潤】手洗い&消毒による手の乾燥を和らげるしっとり潤いケア
新型コロナウイルスのみでなく、日頃清潔でいるためには、手洗いは欠かせません。ですが、これだけウイルスが蔓延してくると、手洗いなど消毒の回数は嫌でも増えてきます。
それによって乾燥して、手荒れをしている方も少なくないのではないでしょうか。
今回は手洗いやアルコールなどの消毒による手の乾燥をしっとり肌にする方法をお伝えします。
手洗い&アルコール消毒で手指が乾燥
手の乾燥を招く原因は、
・手の洗浄剤
・アルコール消毒
・お湯
です。この3つを頻繁に使っていると、手指は早く乾燥してしまいます。
なぜなら、その3つは手肌の脂分を奪うからです。日頃から脂っぽいタイプの肌であれば、乾燥までに時間もかかりますが、デリケートなタイプはすぐに乾燥してしまいます。
手は、年齢が出やすいと言われているだけに、特に気をつけなければなりません。
だからといって、手洗いの頻度を少なくできないので、ウイルス感染予防+手肌の健康も実現したいところです。
日中のハンドケアは手洗いから始まる
ハンドケアと言えば、ハンドクリームを塗ることだけが頭に浮かぶかもしれませんが、実はハンドケアは手洗いから既に始まっています。
まず、手洗い用の洗浄剤選びですが、一般的なものはやはり<ポンプ式の液状洗浄剤>でしょう。これは合成界面活性剤が基剤である場合、手肌の乾燥は早いです。
それをお湯で洗い流せば、もっと脂分は抜けていき、アルコール消毒すれば更に更に手肌は乾燥します。
手肌は、薄い脂のヴェールで覆われるからこそ、潤いが保てるので、これでは手肌が乾燥して当然ですね。
まずは洗浄剤選びから
手肌をいたわりたい方には、是非洗浄剤から選んだ方がよいです。
洗浄剤には次の3つがあります。
※界面活性剤=水と油は弾き合いますが、界面活性剤はこれを混ぜ合わせることが可能になります。これを基剤にしたもので身近なものに、台所洗剤やクレンジング、顔や手、体の洗浄剤があります。
1)合成界面活性剤の洗浄剤は、一般には液状タイプで売られていて、手に入りやすいです。
・界面活性力が強いので、肌が洗いっぱなしの状態になります。界面活性力は石鹸のように簡単には分解されません。
・中性の場合、たんぱく質を変性させる効果が弱いです。
2)複合石鹸は、シンプルな石鹸とは違って混ぜ物が多いです。
合成界面活性剤と石鹸のハーフの洗浄剤です。コラーゲンや植物成分などが入っていることもあります。
3)石鹸は、シンプルで石鹸素地〇〇% といった感じで表記されています。数少ないですが液状タイプもみかけます。
・石鹸はアルカリ性です。
・石鹸の界面活性力は合成界面活性力に比べとても弱く、空気中の二酸化炭素に触れることで分解され、その力を失います。
・たんぱく質を変性させる効果が高いです。
界面活性力が強いほど、脱脂力は強く、タンパク変性効果が高いほどウイルスの膜タンパク質を変性させることが出来、消毒の効果が<界面活性力を持つ薬剤>より高いのです。
ということは、一般的な洗浄剤(中性)もウイルスを洗い流す効果がありますが、石鹸はウイルスを洗い流す効果+ウイルスの膜を変性させる効果と両方持っているのです。
なので、洗浄剤の中でも<石鹸>が手肌に優しく、ウイルスからも守る力が大きいということになります。
液状より固形せっけん
固形石鹸であれば、他人と共有しても、 アルカリ性の石鹸の上でウイルスは消毒され、 固形石鹸を介した感染はないでしょう。
ただ、同じ石鹸でも固形でなく 液体の場合は、 容器がポンプ式でプラスチックなどだと、コロナウイルスが吸着しやすいので、おススメしません。
石鹸は生物の餌にもなりますし、固形だとプラごみも出ないので、人だけでなく環境にも優しいですね。
出来るだけ低温の水で洗う
石鹸がいくら、比較的脱脂力が弱いとはいえ、洗う回数が増すと、それだけ乾燥しやすくなります。その場合、前述した3つの乾燥の原因の<お湯>を水に変えてください。
水は冷たいですが、その分脱脂力が弱いので、手肌に優しいです。
【瞬潤】夜のお休み前のハンドケアの方法
女性の美は夜に作られます。
昼間にどれだけケアしても乾燥が止まらない方は、この夜のお風呂上がりのケアが功を奏してくれるでしょう。
それでは、順に説明していきますね。
2つの準備するもの
準備するものは、たった2つ
1、蒸しタオル
準備1)マッサージを始める前に、タオルを縦長に2つ折りして、後は、端からロールケーキ状に巻きます。事前に濡らすか、後で濡らしておくかは、やりやすい方で大丈夫です。必ず絞ってください。
あとは電子レンジで温めてください。その間にマッサージしていきます。
2、手に塗るもの
準備2)お気に入りのオイル またはクリーム
写真はオリーブオイルです。
スペシャルハンドケア・マッサージの手順
週1回でも良いですが、手肌の状態によっては回数を増やしていくのが良いですね。
毎日だと大変なので、2~3回でも良いでしょう。
まずは、写真で手順を見ていきましょう。動画の方が良い方は最後に載せていますので、ご覧ください。
①爪の両側を指でつまんだり、爪の周囲をマッサージします
②指の付け根から指先までを指でつまみながら、揉んでいきます
③指の付け根から指先まで滑らせながら、軽く引っ張るようにマッサージ
④手の骨と骨と骨の間を押さえながら滑らせます
⑤手首から肘までを押し流します
⑥マッサージが終わったら、蒸しタオルを適温に冷まして、巻いていきます。
・手指が気になる方は、指先の方から巻き、肘が気になる方は、手首から巻くと良いです。
翌朝にはしっとりした手に嬉しくなります。ですが、それでも日中のケアも欠かさず行ってください。
動画で見ると、わかりやすいです
写真 Model / KAORU
日中のハンドケア
日中は、忙しいので何かと塗り忘れがあるかもしれませんが、夜のケアをしっかり行うことで日中のケアは比較的楽になります。
夜のケアを行った場合の日中のケアはさっぱり目でも構いません。化粧水をつけるだけだとデスクワークの邪魔になりませんね。
夜のケアをしていない、肌荒れが酷い場合は、化粧水+ハンドクリームをつけてください。
と、このように肌の状態によって、ケアを変えられるとより良いですね。
写真/PIXABAY
それでも、改善せずに状態が酷くなる場合は皮膚科でご相談すると安心です。