化粧下地で肌をメイクから守って肌老化を遅らせる方法
素肌を守りたい
メイクで肌を疲れさせたくない
メイク崩れしたくない
そんなあなたへ
はい、今日から主に
真の健康肌、美肌を守るためのメイクのお話をしようと思います。
スキンケアやアンチエイジングの観点から考えたメイク論の始まりです。
メイクには利点もあり、欠点もあります。
メイクはキレイに見せるだけでなく、
ある状況において、肌を守り、
メンタルな部分でとても良い影響を果たしてくれるものです。
ですが、肌を疲れさせて、
老化を早めるような悪い面もあるので、
それを最低限に抑え、 肌老化を
遅らせる方法をお伝えします。
メイクをすると、どうしてもメイクしている時間が長ければ、
長いほど、肌に負担がかかってしまいます。
代謝が良く、皮脂が良く出て、
脂性肌でメイク崩れして困っている人ほど、
メイクによる疲弊感は軽いですが、
皮脂の出が少ない人はメイクによる肌への負担が
脂性肌の方と比較して大きいです。
脂性肌だとメイクに強い理由
脂性肌だと なぜメイクに比較的強いのか?
それは、メイクだけでなく、肌に良くない化粧品など
肌に害だと思われるものにはわりと強いのです。
その理由は、豊かな皮脂にあります。
皮脂が皮脂膜を形成していて、
1枚のバリアとなってくれ、
次々と分泌してくる皮脂が
肌の上の化粧品を押し流してくれるのです。
なので、肌にとって害になるようなものは
弾いて、肌へのダメージが大きくならずに
済んでいるのですね。
ただ、脂性肌だった方が長年、脂性肌ケアを行い、
乾燥してしまったインナードライ肌や
混合肌は、これには当てはまりません。
また、皮溝が削られてなくなってしまって、
皮脂が洪水状態になっている人も脂性肌ではありません。
洪水になっているので、皮脂が多く見えているだけのことです。
(ファンデーションが滑って、しっかりつかない肌です)
脂性肌だとの思い込みで肌を悪くしてしまっている方が
多いので、注意が必要です。
メイク下地の元々の目的はバリア
メイク下地は、紫外線防止目的のものや
顔色を良く見せたり、
ファンデーションのノリを良くしたり、
毛穴隠しなどの目的のものが多く出回っていますが、
本来のメイク下地の目的は、
メイクから肌を守るものだったようです。
皮脂が少ない女性が皮脂に代わるものを補って、
バリアを張り、素肌に負担がかかりにくくなるのです。
ですが、だんだん消費者の「肌をキレイに見せたい」と
いうニーズに合わせて、
ファンデのつきを良くしたり、
毛穴を目立たせないようにしたりする物が出てきました。
肌に1枚のバリアを張るという目的は、
これらの化粧下地では不可能です。
なぜなら、本来の化粧下地の目的とは
外れてしまった商品だからです。
ですから、あまりお勧めはしないですが、
これらの毛穴を目立たせない下地などを
どうしても使いたい場合は、本来の下地を
先に作っておくべきなのですね。
ただ、この場合、肌を守る力は弱くなります。
肌を守る下地の作り方
では、メイクから肌を守るための下地は
どうやって作れば良いのでしょうか?
それは、朝のスキンケアの最後のクリームで
作ると良いのです。
ですが、クリームなら何でも良いわけではありません。
下地になるクリームは脂分が多いものを選ばないと
意味がありません。
オイルは肌になじんで、メイクと混ざって、
肌に浸み込むので、オイルは不向きです。
脂で皮脂膜を人工的に作ることで、
肌にバリアが張られて、
メイクが直接、肌に付着しません。
もちろん、クリームを塗ったら、
すぐにティッシュで余分な脂分を取ります。
これで肌の上に1枚の薄いバリアの完成です。
肌を守るメイク下地を作る条件
たった これだけでも 肌は違ってくるでしょう。
ただ、この方法は、条件があって、
条件が整っていないと、丈夫な下地を作ったことにはなりません。
まず、条件として
- クレンジングは使わない
- 無添加石鹸であること
- 合成界面活性剤や保湿剤の多種使いはNG
- ファンデーションも合成界面活性剤は使っていないもの
であることが必要です。
合成界面活性剤や多種の保湿剤が入ったものを
幾重にも塗り重ねることで、肌に負担をかけ、
下地の脂分も混ぜ合わさってしまい、
せっかくの下地が壊れてしまうからです。
また、上から塗るベースメイクにおいても
同じことが言えます。
優先したいものは何ですか?
これだと、自分が使いたい化粧品がないかもしれません。
ですが、メイクをキレイにみせたいのか?
素肌のキレイを維持すること
のどちらを優先するか?
ということになります。
そもそも 他の化粧下地でカバーしなくても
キレイな素肌になれるようスキンケアに重点を置くか?
それとも素肌は二の次で、メイクでキレイに見せたいのか?
私は前者をお薦めします。
なぜなら、メイクの美しさは
スキンケアの力、肌のコンディションが
大きく反映しますし、
化粧品のアイテムを増やさなくても
メイクのテクニックでカバーできる点もあるからです。
結局、美しいメイクも正しいスキンケアから始まるものです。
それは職業柄、散々実感してきました。
ですから、美しいメイクもまた、
化粧品の選び方とテクニックが基本なのです。