素肌を大事にしたい人のファンデーション・パウダーの選び方
ファンデーションって、どれ選んだら良いの?
自分の肌に合うファンデやパウダーって?
はい、マリリンです。ファンデーションやパウダーの選び方も色々と迷いますよね。ナノ粒子が流行り始めてから、「密着力があり、取れにくいから良い!」ということで、ナノの商品も増え、使う方もかなり増えてきています。
でも、化粧品を選ぶ点で、どこに重きを置くかで選び方は変わってきます。あくまで、素肌を大切にしたいというのが前提の方にとっては、とても重大な問題ですね。
ひとくちにファンデーションやパウダーの選び方と言っても、他にも条件があり、説明は長くなります。なので、今回は粒子という点に絞って、ファンデーション・パウダーの選び方を説明します。これを基に選んで、美しい素肌を保っていただきたいと思います。
粒子の細かいナノってどうナノ?
比較する対象が菌で申し訳ないのですが、(他に思いつかなかったので)ヒトの体を構成している細胞の大きさは、大体直径で表すと、6〜25μm(マイクロメートル)くらいで、大腸菌の直径は1~2 μmなんだそうです。
<1μm=0.001mm(ミリメートル)、1000 nm (ナノメートル) とも等しい>
ノロウイルスで、35~40 nmと、大腸菌よりも遥かに小さく、粒状のナノマテリアルは、大腸菌より10分の1~100分の1も小さくて、ノロウイルス等と同じくらいの大きさか、更に更にもっと小さなものらしいです。
これだと、ヒトの細胞が6〜25μmくらいなので、ここまで微粒子なら細胞の中にまで忍び込んでいけるほどですね。このナノの技術を化粧品にも応用しているわけです。
粒子は大きいが良いか?小さいのが良いのか?
粒子は大きい方が良いか?小さい方が良いのか?については、結論から申し上げて、芸能人が撮影のお仕事などで、見た目を重視するなら密着度の高いものが1番です。
また、1日だけ海で戯れますから、しっかり紫外線を遮断したいというなら、それも仕方ないのかもしれません。
ですが、日常で生活している中で、毎日これを使うのは肌にとても負担がかかります。
粒子が小さい方が「夏だから、やっぱり崩れにくいナノよね?」「紫外線防止力も高いものね。」って、確かにその通りです。確かにその通りなのですが、それだけリスクがあることも知っておいてください。
すべての合成界面活性剤なら、どれでもじわじわと、肌のバリアゾーンを傷めてしまいますが、バリアゾーンの緩んだ肌にナノ粒子の化粧品を使うと・・・考えると恐ろしくなります。
バリアゾーンが緩んだり、壊れたりしていると、肌は乾燥しますから、肌が乾燥する人は、特に気を付けた方が良いでしょうね。
微粒子が素肌のためにならない理由
例えばですが・・・・・ナノ粒子ファンデ、もしくはパウダーを <海の砂浜の砂>として、粒子の大きなファンデ、もしくはパウダーを砂利道の砂利に例えて考えてみください。
海の砂浜で砂まみれになって遊んだ後、それをキレイに払おうとしても、なかなか足の指の間や爪の間などに入りこんで、キレイに取れてくれませんね。
砂利道で、素足で歩いて、小さな小砂利がくっついても、手で払えば、キレイになくなりますね。
その違いです。これをファンデーションやパウダーで考えてみてください。
海の砂浜で砂まみれになって遊んだ後、それをキレイに払おうとしても、足の指の間や爪の間などに入りこんで、なかなかキレイに取れてくれないということは、それだけ、取れにくい落ちにくいということなんです。
それも、砂粒でさえ、そうなんですから、ナノ粒子ほどのものなら、どこまでも入り込んでいくので、そう容易に、とれるはずがありませんね。
だから、取れにくい落ちにくい化粧品にも転用されているはずです。では、そのナノ粒子パウダーやファンデーションは、どうやって落とすか?という問題に突き当たります。
とてもじゃないですが、ナノ粒子の方は、毛穴の奥までぎっしりと詰まって、皮膚への接着が密です。
想像してください。床一面に、バレーボールを並べた場合と、真ん丸なビーズを並べた場合なら、より床への接地面積が大きいのはビーズですよね。
それを床を肌、ボールをファンデやパウダーに置き換えて、考えてみれば、わかりやすいと思います。微粒子が肌の毛穴の奥に取れずに残ってしまえば、
毛穴の黒ずみやニキビなどの炎症の元にもなりかねません。皮脂の通り道が狭い白ニキビができやすいタイプなどは、奥に詰まっていればこれもなかなかキレイにするには難しいでしょう。
では、これらのメイクを落とすには、どんなクレンジングを持ってくるか?ということになります。毛穴の奥までキレイに!というクレンジングを選ばなければならなくなりますが、(こうして化粧品の組み合わせを考えていくのは大事)
実際に毛穴の奥まで入りそうな、肌なじみが良く、浸透の早い動物性、植物系の油ですと、汚れも巻き込んで浸透してしまいます。それでは、余計に肌によくありません。
ナノですから、しっかり油と馴染んで、素早く肌に浸透していくでしょう。くすんだ、どす黒い肌になってもおかしくないですね。肌に入れば、そこで褪色しますから、肌の色は悪くなります。
他に、肌にしっかり吸着して汚れを取ってしまうようなクレンジングは、肌の大事な潤いまで、奪い去ってしまうので、これはかなり肌に負担がかかる上、
それでもナノ粒子はしっかり肌がとれてくれない、海の砂浜の砂のような状態でしょうから、多少、汚れは残るでしょう。
メイク落としのを化粧品の力に頼っているような落とし方だと、肌の汚れは完ぺきには取れない上に、肌も乾燥して砂漠になります。
また、大きさが35~40 nm以下くらいですから、毛穴の奥の奥まで入りこんで、体の中に侵入してもおかしくないでしょう。菌と同じ大きさなんですから、肌だけでなく、風に舞って呼吸で吸い込んでも体に悪いですよね。
まとめ
ということで、体や素肌を大切にしたい方は、ナノ粒子、微粒子のものは、余程のことがない限り、使わない方が良いのです。毎日使うなど、かなり肌の負担となり、肌の状態が悪くなっていく一方だからです。
短時間や1日だけ、徹底的にキレイに見せたい!とか、やもえず海で使うなら、仕方ないとしても、デイリーに使うファンデーションやパウダー類を選ぶときは、ナノ粒子・微粒子は避けてください。
ましてや、「水だけで洗い流せる」「夜つけたまま、お休みなれます」という宣伝を鵜呑みにして、水だけで流していたり、ファンデーションを塗ったまま眠ったりしていても、素肌はキレイになりません。
肌よりも、時間の効率化や利便性を優先させたい人は使って構わないですが、何より肌を優先している人、肌を大切にしている人、特に毛穴に関して、毛穴の開きや毛穴の黒ずみ、角栓などを気にしている人には、お勧めしません。
後で、年齢を重ねたときに後悔しないように、しっかり粒子の大きなメイク用化粧品を選んで、素肌を大切に扱ってほしいものです。
忙しい現代の女性のライフスタイルに合わせた、何かと便利や時短など、自分都合に合わせた化粧品の多くはそれなりにリスクがあります。それらが素肌を傷める原因になることだけは、覚えておいてください。