ニキビ0へ!肌断食前より肌が悪化?ニキビが増えた人が知るべき原因
肌断食でニキビが増えて悪化してしまった
肌断食を始めたらニキビが出てきた
そんなあなたへ
はい、マリリンです。肌断食でニキビが悪化した、または治らないなど、色んな声を聴きます。せっかくキレイになろうと思って始めた肌断食が意外な展開なると、誰しも不安になるのは当然のことです。
「やっぱり、ニキビ用化粧品を使った方がいいんじゃない?」「このまま悪化したら、どうしよう?」そんな風に思ってしまいますよね。
ですが、肌断食でニキビが出来たり、増えたりするのは、珍しいことではありません。肌断食とニキビの関係を知ることで、不安もなくなりますので、
この記事が参考になり、しっかり肌を改善出来て、笑顔を取り戻していただければ幸いです。
肌断食でニキビが増殖、悪化する理由
肌断食でニキビが増殖した状況として考えられるパターンは次の2種類にほぼ分類されます。
1.元々はニキビがなかったのに、肌断食を開始して、肌の改善を目指していたのに、ニキビが出来てきて、かえって肌の状態が悪くなった状態
2.元々ニキビがあり、出来やすかったので、肌断食で改善しようとしてニキビが増えてしまった場合 このスタートラインが違うにも関わらす、同じような結果になってしまった状態
この2つのパターンですが、その原因は1つなのです。 その原因とは、肌断食前に使用していた化粧品がニキビを抑えていた状態だったものが、急に化粧品を使用しなくなったことによって、
それまで抑えていたものが一気に噴き出してきたことによるものです。 驚かれるかも知れませんが、これが一般によく言われている好転反応によるものなのです。
「なぜ、好転反応でそんなことが起こるの?」と、思われるかもしれませんが、それに関してこれから説明いたします。
例えば、大抵の植物は、冬の間、土の中で種のまま眠っています。春になり、気候も暖かくなり、自分が育つのに適した環境になると、土の中から一斉に芽を出し成長を始めます。
それと同じで、ニキビも育ち易い環境になり、一斉に出てきたというわけです。 ということは、それだけ肌の環境が肌断食前よりも、良くなったと言えます。
それまでに使っていた化粧品は、確かにニキビを抑える環境を作り出してくれていて、有難いと思う反面、そういう菌が繁殖できない環境を作り出していたという事です。
悪い菌が繁殖できないほどの肌状態であるということは、実は美肌菌である良い菌も繁殖できないということです。
いわゆる田畑に住む全ての生物を殺してしまうほどの威力を持つ強力な薬をたくさん撒いてしまった土壌のようになっていたということです。
もちろん、そういう土壌では作物は育ちませんし、例え育ったとしても病気にかかりやすく、健康な土壌とは言えません。
「それでも土壌でなくて肌の話なのだから、ニキビさえ出なければいいじゃない!」と、思うかもしれませんが、悪い菌も善い菌も住めない環境ということは、<健康な肌にはなりえない>ということなのです。
以上の理由から、肌断食を開始したことにより、劣悪な肌環境から少しづつ肌の環境が改善され良くなってきたというわけです。
では、なぜ肌の環境が徐々に良くなってきたのに、ニキビが出来てくるのでしょうか? それは、先ほども書いた土壌のお話になりますが、肥えていない土壌の作物が病気になりやすいのは、土壌の環境のバランスが悪いからです。
肌も同じで、まだ完全にリセットされていない弱った状態では、肌の環境のバランスがうまくとれていません。そうなると、悪い菌がどうしても住みやすく、増えやすくなってしまうのです。
いつになったら、ニキビは出来なくなる?
ではニキビは、どのタイミングで出来なくなるのでしょうか?それは、肌の環境のバランスがうまくとれるようになった時です。 つまり、肌の上で美肌菌(表皮ブドウ球菌)たちが住んでくれれば解決します。
ではなぜ、美肌菌を増やすと悪い菌は減るのでしょうか? 実は、同じ場所に、複数の菌は繁殖しにくいのです。例えば、カビ菌の発生しやすい場所に、納豆菌の一種を培養したものを置くと、カビ菌は繁殖できなくなります。
ですから、美肌菌を増やすことで、悪い菌を減らす効果が生まれるのです。そして、そうなるためには、やはり美肌菌たちが喜んで住みたくなるような肌環境を提供してあげなければなりません。
では、どうしたら、美肌菌たちは喜んで住んでくれるでしょうか?それは人と同じです。新鮮で美味しい食べ物が豊富あることが条件になります。
美肌菌たちの大好物は<新鮮な皮脂>ですから、新鮮な皮脂が出る肌環境を好んでやってきます。そうして皮脂を食べて分解されて出された脂肪酸が肌の環境を弱酸性にして、 アルカリに偏った環境ではなく、バランスの取れた良好な環境に整えてくれるのです。
そのうえで、悪い菌(黄色ブドウ球菌など)は寄り付けなくなり、ニキビ菌(アクネ菌)ももちろん住めない環境となります。 だから、肌断食でアルカリである石鹸を使ってはならないのです。(石鹸を使ったら肌断食ではない)
美肌菌がまだ住めない肌環境なのに、肌を弱アルカリ性にしても中和するだけの力はありません。
加えて、石鹸洗顔だけをしている人は、ニキビ菌が喜んで住む環境をせっせと作ってしまっている状態なのです。
石鹸洗顔だけを行ってもニキビができない人は、皮脂が良く出て、石鹸のアルカリを中和できる肌力のある健康な肌の人だけです。
皮脂が出ているタイプのニキビ
「いえいえ、私は皮脂が出ているので、美肌菌が住めるはずですよね?でも、ニキビが出来ています!」という方もいらっしゃると思います。
この状態は、肌断食を行う前まで、肌に合わない化粧品を使って、バリアゾーンを壊してしまった典型です。
バリアゾーンが無くなってしまい、肌に皮脂を溜めておく水路のような<皮溝>も、なくなってしまっているのです。これはインナードライ肌(脂性乾燥肌)の方によく見られます。
水路がなくなり、出てきた皮脂の納まる場所がないので、行き場をなくした皮脂が洪水状態となっていることを、皮脂の量が多く出ているように勘違いしているだけなのです。
また、乾燥して皮脂を出そうとしているので、その時の状態に応じて多く出していることもあり、実際に脂がたっぷり出ている方もいらっしゃるでしょう。
余談ですが、この状態で肌断食をせずに、毎日スキンケアとメイクを頑張っている方もいらっしゃいます。メイク崩れがかなり早く、顔はやはりピンクだったり、赤かったりします。
こういう方は早く肌断食しないと、長い期間、スキンケアもメイクも諦めなければならない事態になる可能性が非常に高い、危険な状態です。
話を元に戻しますが、この肌の状態は皮脂が顔の上を流れていってしまい、溜めることが不可能なので、美肌菌が住むことが出来ません。とてもじゃないですが、良い肌環境とは言えないですよね。
美肌菌を人に例えて考えてみても、水や食べ物が溢れて、洪水を起こして流れてしまっている状態に住めないですよね。
公害のある環境に人は住めないのと同じで、肌に合っていない化粧品で公害の状態を作り出していれば、それは美肌菌だって暮らせません。
美肌菌が住めない肌環境に、悪い菌は好んで住みたがるので、ニキビが出来たって、少しも不思議ではありません。
インナードライ肌の肌断食中のニキビは治るの?
これも肌の環境が完全に壊れてしまって起こっていることなので、肌の環境を修復すれば、ニキビは姿を消してくれます。 まずこの場合は、皮脂を溜められる水路のような皮溝を復活させなければなりません。
それには、無くなってしまったバリアゾーンを復活させないといけません。 バリアゾーンを復活させるには、バリアゾーンを壊すようなことをしないことです。
1、顔を触らない、擦らない
2、石鹸は絶対に使わない
この2つは絶対に守りましょう。
この状態で、一般的な肌断食を自己流で行うには難易度が高いです。スキンケア商品を買って、自己流ケアするのも難しいですので、マリリン流肌断食か、もしくは肌トレーニング法で、肌を健康にしていくことをお勧めします。
まとめ
ここまでお読みになられて、いかがでしたでしょうか?
まとめとしては、
1、肌断食によるニキビの改善方法
■肌断食でニキビができるのは好転反応。あきらめるべからず!逆にチャンス!喜びましょう!
■ニキビ肌の改善は、健康肌になるための肌環境作りから。
■土壌改良ならぬ肌改良が完璧になるまでは、石鹸洗顔はダメ!!
■健全な肌にこそ美肌菌は宿る!!美肌菌を増やして、悪い菌を撲滅!
2.皮脂が出ているタイプのニキビ (インナードライ肌など)
■皮脂が正常に出ている状態か、洪水を起こしている状態かを見極める。
■無自覚なバリアゾーン破壊は、皮溝を壊し、インナードライ肌になっている可能性大
■間違ったスキンケアは、取り返しのつかない肌を生む。大至急、改善をしましょう。
食生活や睡眠、ホルモンの乱れなど、ニキビの原因はスキンケアや化粧品以外にもある可能性も高いです。外側だけでなく、内側も改善も試みましょう。
ニキビが顔の3分の1~2分の1以上を占め、赤く膿んだものが多発。ニキビ菌が肌に根を張っているほど、しつこいような場合は、なかなか治りません。美容で治そうとせず、皮膚科で治療を考えてください。
これらを参考にして、より良いスキンケアライフを送れるようになることを願っています。ここまでお読みいただき、有難うございました。