写真を無断で使用されたので徹底的に猛抗議をしたら拍子抜けしました
写真を無断で使用されました
講座を受けた生徒さんのビフォーアフター画像は、<肌に悩んでいる女性たちのために、マリリン流スキンケアやマリリン流肌断食が広まってほしい>との気持ちで、掲載許可を頂いて、ブログやSNSに使わせてもらっています。
そう、つまり生徒さんたちの温かい優しい気持ちを頂き、支えられています。その生徒さん達から提供された写真が、あるサイトで無断転載されていたことがわかりました。
今回は、私達と同じように写真を無断使用されて困っている方に向けて、参考になるようにと記事にしましたので、お役に立てれば、幸いです。
6月20日朝 発覚!
09:37 生徒様からメールが来ました。
マリリン様、ご無沙汰しています。いつも貴重なお話ありがとうございます。
実は今日何気なくスマホのヤxxの広告を見ていましたら、こんな記事が。。。
自分が写っていてビックリしてしまいました。
あれ?マリリン様の宣伝?えっ?違うよね、と。。。
こちらです http://nic×××.jp/moi/
取り急ぎ、ご連絡させて頂きました。
生徒
その時、生徒さんは、天下のヤxxに掲載されている広告だから安心だと思って閲覧していたことでしょう。
また、ドクターズコスメということもあり、ミスユニバース御用達、TVや雑誌にも取り上げられているとのことで、ご自分のお写真さえ出てこなければ、ビフォーアフターをそのまま楽しんで見ていたかもしれません。
なのに、知りもしない化粧品の宣伝広告に自分の顔写真が載っていて、びっくり。
本当に酷いですよね。今すぐ写真削除して頂きたいです。
美容業界、こんなことが日常茶飯事なんでしょうね。
ますます化粧品会社の広告には騙されないぞと思いました。
私としましては、あんなインチキ化粧品会社に(自分の写真を)利用されてることが腹立たしく、
速やかに写真削除して欲しいです。しかも二箇所も載っちゃってます。
生徒
と、当然のことながら、かなり衝撃だったようでした。
肌の専門家であるプロ中のプロが、他人の写真を無断使用するということは、それだけ生徒さんたちの肌の変化が素晴らしかったということでもありますが、当の本人たちは喜べません。
知らない化粧品の宣伝記事に私の写真が!
とりあえず、生徒さんから教えてもらったヤxxの広告のサイトに飛んでみました。そのサイトは美容液販売目的のドクターズコスメのページでした。
そしたら、なんと!報告してくださった方だけでなく、2名のお写真がそこにあり、2名のうち、1名のお写真が2か所、合計で3か所に貼られていたのでした。
余程、私の生徒様のビフォーアフターの差に惚れ込んだのか、デカデカと3か所も無断使用です。
皮膚科医なんですから、患者さんのビフォーアフター画像を使えば済むことですが、その化粧品を使っても、結果が出ないのだと思います。
それと・・・以下のお写真を見てください。7つ星ですよ。7つ星。さすがに7つ星はあり得ないでしょ。
お客様の声も偽物。肌も乾燥肌の括りではありますが、インナードライ肌だったのです。
実際にこれ1本で!な感じで、簡単便利な化粧品で肌が改善されれば、嬉しいと思うのが当然でしょうが、ほとんどの場合あり得ないです。一時的に改善されたように見えたとしても、後々反動はやってきます。
▼写真を無断使用された部分
化粧品を使っただけで、肌が根本的に甦るなら、誰も苦労はしません。お写真の生徒様も化粧品だけでここまでなれたわけではないのです。
簡単にお金が稼げると言われたら怪しいと疑うのと同様に、化粧品を塗るだけで手軽にキレイになれるとかも疑ってください。お金のことは疑うのに化粧品の場合、疑わないのはなぜ?と思うくらい不思議です。
それからとった私の行動
1秒でも早く、無断使用されている生徒さんのお写真をページから削除してほしいと思い、
ネットで詳細を調査し、証拠集めをして、法的にどうなのかと顧問弁護士(ネット専門ではない)、著作権や肖像権等に強い弁護士、ネットに強い弁護士にそれぞれの見解を聞き、
同じ経験をおそらくしているであろう経営者である友人たち、また、フェイスブックやツイッターに投稿し、知恵を授けていただきました。
「あ、そうそう、こういうのもあるよ!」って、教えていただいたサイトも(外国ですが)良さげなので、ここで紹介しておきますね。お困りの方はこれも視野に入れてみてください。他には簡易裁判という手もあります!
→ COPYTRACK が画像の無断使用を発見します
画像の無断使用を発見して、賠償請求代行もしてくれる優れものです。素晴らしいですよね。
他には・・・予防も含めたオーソドックスな対策
転載されていないか?自分で調べて対処する方法
1、調べたい画像の上で右クリック → 画像検索して、盗用されていないかを調べます。
2、盗用されていたら、ウェブ魚拓 で、証拠画像を残します。
(魚拓が取れない細工をしているサイトであれば、サイトを分割しながら、キャプチャー or プリントスクリーン で画像を撮ります。)
3、画像を盗られたり、記事をパクられた!などの場合は、Googleに報告して、検索対象から削除してもらいます。
■サイトやブログの場合 Googleに抹殺・撲滅を代行してもらいましょう
■ヤフーの広告ページの場合
という方法もあります。
孫子の兵法 ではないですが、「彼を知り、己を知れば、百戦危うからず」ですから、慌てずにそこは用意周到です。何せ、早く解決しないと生徒さんが気持ちよく過ごせないですからね。
そして、準備完了。まずは注意、警告から始めます。写真を無断使用したサイトをたどった大元の皮膚科医のクリニックに電話をしました。
第1回目の相手先とのやり取り
皮膚科医のクリニックに電話をしても、フリーダイヤルなので、直接皮膚科医の先生が出てくることはないはずです。やはり看護師かオペレーターのような方が電話に出ました。
前置き略・・・○○化粧品はこちらの先生が販売されている物でしょうか?
マリリン
はい、そうです♪~大変好評を頂いておりますが、ご購入は別の電話番号にお願いできますか~?ご案内させていただきますよ!
看護師
そうなのですね。実は購入ではなくて、そちらの化粧品のサイトに、私どもの生徒さんのビフォーアフター写真が無断で使用されているので直ちに削除していただきたいのです。
早急に対応いただけない場合は、弁護士を通して、正式に法的手続きを取らせていただきます。もちろん、裁判も辞さないつもりです。
マリリン
と、いうような内容をきっぱりお伝えしました。すると、
只今、院長は手が離せませんので、後程折り返させていただきます。
看護師
とのことでしたので、電話を待つことにしました。
本当は、「化粧品販売のページにあるビフォーアフター写真は、本当にそちらの化粧品を使ってキレイになったのですか?」と、意地悪で聞いてみたかったくらいです。
見ず知らずの他人のビフォーアフター写真を無断で使って、さも自社の化粧品でキレイな肌になったかのように載せているのは、無断転載の罪でしょうが、これって<立派な詐欺>ともなります。
日本人は権威に弱く、肩書至上主義。皮膚科医だから社会的な信用度も高いので誰も疑いはしないでしょうが、これはしっかり私と生徒さんたちが実際に経験した事実です。
例え皮膚科医の方がweb担当に「丸投げでよろしく!」であったとしても、自ら目を通さなかった責任は重いと思います。
お話はちょっとずれますが、以前サロンの宣伝のための生徒さんの写真を新聞社に託したのですが、確認用に出来上がったものに目を通してみると、
私の生徒さんのビフォー写真のほうれい線部分に、うっすら茶色いラインがプラスされていました。ほうれい線を深く見せ、アフター画像との違いが大きく見えるようにとの細工でしょう。
どこでも当たり前のようにやっているようなので、新聞社としては良かれとの気遣いでしょうが、私はそれをみて愕然としました。新聞社に抗議しました。こちらが求めてもいないことをしないで欲しいと。
私の生徒さんの肌や顔は、ある意味私の芸術作品なので、そこに不要な手を加えられては困るのです。
ですが、何より、私が手掛けた生徒さんの肌の変化は、そんな小細工をされるほど、変化がなく見えるのか?と思うと、そちらの方がショックでした。それからも一層技術を磨き、学び、努力してきました。
なので、本当の実力で宣伝広告して欲しいですね。下手な小細工は自信のなさの表れです。
拍子抜け!第2回目のやり取り
19:17 電話がかかってきました。やはり院長先生ではなく、事務局長と名乗る方からでした。
この度は大変申し訳ございません。今回のことはそちらが仰る通りでした。写真の方は削除しようと思っています。進捗の方はその都度、ご連絡いたします。
事務局長
こちらとしては、1秒でも早く削除をしてほしいとの生徒さんのご要望もございますので、お早めに削除していただければと思います。それと、無断使用された私の生徒様への謝罪文の提出もお願いいたします!
マリリン
と、このようなやり取りをしていましたが、次の瞬間!事務局長さんの言葉が突っ込みどころ満載で私を拍子抜けさせました。
わかりました。それでですね、大変申し訳ないのですが、そちらの無断使用の写真とは、どの写真かを教えていただけますか?
事務局長
え?
マリリン
そのサイトで使われている画像は全部で、26枚ほどありました。うち半分程度が女性の顔の写真です。
で、私どもの無断使用の写真がどれなのかがわからない?・・・ということは、これ、ほとんどが無断使用の写真なの???
なんと!嘘で塗り固められた化粧品販売誘導ページ!ということになります。拍子抜けというか、開いた口が塞がらないというか、しかも・・・
どれが、私どもの写真なのか、わからなくても、無断使用の写真は全て削除するべきでは???
ヒューマンエラーの考慮の余地なしですね・・・。
ですが、何も言わず、無断使用の画像を示しました。すると、今度は・・・
あのぉ~、画像の削除までに2~3日かかるかもしれませんので、少々猶予を頂けませんか?
事務局長
え?
マリリン
いやいや、おかしいでしょ!お写真削除するのに、そんなに時間が必要なの? ですが、もう削除するというので猶予をあげることにしました。
この後、知り合いのフリーライターに話したところ、いろいろ調べてくださり、その会社が依頼している会社の社長は、自分で、インターネットに関する著書も出版している方でした。
そのような方が、このような、厚顔無恥とも取れる行為をなさり、収入を得ていると知ったときには、さすがにそのような方とお付き合いしている方々の品位を疑わざる負えませんでした。
結果・・・
電話のあと、生徒さんにご報告メールをしたら、生徒さんからこんなお返事が届きました。
マリリン様が生徒のために努力し、健康な肌にするために頑張った成果をこんなに、いとも簡単に利用するなんて、ほんと悪質だし、詐欺と一緒ですもんね。
今見てみましたら、写真は削除されてました。
生徒
え?本当に?2~3日かかると言っていたけれど・・・と、ページを確認したら、無断使用の写真はキレイに削除されていました。意外と対応早かったのね。これで生徒さんへかかるメンタルの負担はなくなったので安心しました。
そして、ご自身は傷ついていらっしゃるにも関わらず、その生徒さんは更に更にこんな優しい言葉を私にかけてくださいました。
これからも油断できませんが、どうぞそんな小物に負けず、頑張ってください!
ずっと本物のマリリンさまを応援してますし、これからもしつこくついていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
また何か新しい企画、楽しみにしております!!
生徒
親ばかみたいで申し訳ありませんが、私の生徒さんは皆、どうしてこんなにも優しいのでしょう(涙)。不愉快な1日でしたが、1日の終わりに生徒さんの優しさに触れ、悪くない日だったと思えるのでした。
また、先ほどのフリーライターの方から、
「もし、相手が引き下がらないようなら、この商品を取材して掲載している雑誌会社などに、こちらで話をしてみてもいいよ。」
と言われました。
雑誌に広告として、掲載しているならば、広告料をもらっての掲載であり、雑誌にとってはスポンサーなのですが、取材で取り上げているならば、場合によっては、
自分の雑誌の品位を落としかねないので、今後、掲載などはされなくなる可能性も高くなるとのことでした。
ともかく、私の周りには、いろんな分野のプロフェッショナルの方がいて、その都度、力を貸していただいてます。今後、同じことが起きないように、対策をしていくのはもちろんのこと、万が一の場合には、断固とした対応をさせていただきます。
それは、法的手段であったり、このように、インターネットを通しての公表であったり、その時々で柔軟かつ強硬な対応をしていきたいと思います。
受講していただき、体験レポートを掲載させていただいている生徒様たちを守ることも私の役目と思っております。
最後に、私の投稿にアドバイスや励ましなどコメントをくださった皆様にも、この場で御礼申し上げます。本当にいつも支えてくださり、応援くださって、有難うございます。感謝
※今回のことはクリニックが別会社を作ってやっている化粧品販売ページなので、美容医療とは関係はありませんが、
美容医療での「あのキレイな有名芸能人も通ってる!」「△△%効果の手術」「今なら△△円でキャンペーン中!」「△△治療放題プラン」などの宣伝、ビフォーアフター写真など禁止!
2018年6月1日から、インターネットに溢れている美容クリニックなどの医療機関のウェブサイトの広告が規制され、虚偽や誇大、不適切な内容が禁じられることになったようです。
真っ当に良い仕事をされていらっしゃる医師の方にとっては、大迷惑なお話ですが、それだけトラブルが多くなり問題となっているから、規制が入ったのです。(化粧品業界も似たような状況ですが)
病院だから安心だという時代ではないということです。こうしてみると、患者のことよりもビジネスに重点が傾いているのですね。