美容成分フラーレンってどんな成分?肌にいいの?
フラーレンて、肌に良いの?
はい、マリリンです。美容成分として、脚光を浴びているフラーレン。「フラーレンって、よく聞くけど、どんな風によいの?」と、知らない方のために、今回、フラーレンについて説明させていただきますね。
フラーレンとは
フラーレンは、ダイヤモンドや炭と同じ炭素分子で構成されていて、サッカーボール状の構造です。その美しいビジュアルが科学者を虜にしたそうです。
理論的には実際に存在していてもおかしくないのに、誰も見たことがなかった物質(C60フラーレン)が、1985年に発見したことに対してノーベル化学賞が贈られたようです。
ここで間違わないで欲しいのは、発見したことに対しての受賞であり、この物質自体が素晴らしいから受賞したわけではありません。そこを勘違いしないでくださいね。
そして、その後シュンガイトという石に含まれていることがわかったようです。
フラーレンの持つ抗酸化力はビタミンCの170倍以上もあるということなので、活性酸素を除去するということのようです。
そういった特徴から、化粧品に添加され、<シミ・しわ・肌荒れ・ニキビ・毛穴の開き>など、活性酸素による肌トラブルにアプローチできると謳っているのでしょう。
ということで、このフラーレン。もっと他のことで大きな何かが期待出来るのでしょうが、これだけ見ても、化粧品としては大した効果は期待できない印象をもちます。
美容成分フラーレンを使うと?
これを聞いて、フラーレンを使ってみたいと思う方もいらしゃるでしょうが、抗酸化力のある成分を化粧品に入れたところで、肌に浸透させると肌の悩みを増やしたり、状態を悪化させることになるので、
いつも言うように、フラーレンに限らず、肌から成分を入れるようなことはしない方が良いのです。例え肌にフラーレンを入れたとしても、凄い抗酸化力という触れ込みですが、そんな凄いものをダイレクトに肌に入れたら、肌は壊れます。
例え良い成分でも大量だったり、高濃度の物を肌に入れたら、刺激にしかならないことは、私がいつもお話していますね。
また、歴史の浅いものなので、実際に使ってどうなるのかはまだ未知の部分があります。絶対に安全な成分なのかはまだわからないということです。ですから、うかつに手を出さない方が肌のためです。
抗酸化作用が欲しいのなら、ビタミンCを飲んだり、食べたりした方が表皮化血管網から肌の奥に届けられます。その方が安全にメラニンの生成を抑えてくれます。
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どんな栄養成分も薬効成分も肌から浸透させて入れ込めば、肌は早く劣化し老化していきます。スキンケアは夢ではなく現実です。美容成分を肌から入れることより、肌の環境を良くしてあげること、栄養成分は肌からより口から入れることです。
フラーレンに関しては、化粧品よりも他の分野で役立つものとして利用されれば良いなと思います。