間違いだらけの日焼け止め選び！シミやしわの原因を作らないためには

2014

05/06

Updated

2018.05.17

2014

05/06

Published

2014.05.06

/ 毬谷麗子

日焼け止め選びをしたい

肌の美と健康を守りたい

そんな貴方へ

はい　おはようございます。

アンチエイジングデザイナーのマリリンです。

オゾン層は約２０～２５ｋｍ上空に存在する厚さ２０ｋｍの層で、
これが紫外線の毒性の強い部分を吸収して地球上の生物を守ってくれています。

南極でのフロンガス等によるオゾン層破壊は１９９４年から北極でも観測されるようになりました。
欧米ではここ２５～３５年の間に皮膚がん患者が１０倍以上に増加したという報告もあり、
紫外線に関しての警告の声もかなり増えました。

紫外線の中でも１番気にしなければ　ならないのはUV-Bです。
UV-B紫外線は大部分がオゾン層に遮られ　ほんの一部だけが地表に降り注ぎます。
オゾン層が壊れるとそれだけ多く地表に多く届くので、一番気になるシミを作りやすいのです。

ですが、紫外線でつくったシミというより、
皮膚のバリアを壊す化粧品を連用した事によってできたシミのある方が本当は多いのです。

更にＢ紫外線を強く浴びつづけると皮膚がん、白内障、免疫低下などの原因になることなどは
貴方もご存知かと思います。
それが紫外線の怖さなのです。

1. メラニンと紫外線
2. 紫外線吸収剤と散乱剤

メラニンと紫外線

白人の方の肌の色がなぜ白いのかと申しますとメラニンが少ないからです。
そのために紫外線に対する抵抗力が弱く、浴びすぎると皮膚癌やシミになりやすいのです
日本人は、白人の方と比べるとメラニンが多いので、
紫外線を浴びてもすぐにメラニンが分布し吸収して毒性を消してくれるので皮膚癌などになりにくいのです。

実はメラニンは天然の紫外線吸収剤なのですよ。
しかし、年々　老化で皮膚も弱くなっていきますが弱くなった部分に紫外線が当たると、
やはりシミになりやすいので、
２０代後半からは紫外線を浴びすぎないように注意しなければなりません。

紫外線にも良いところがあり　ビタミンＤをつくるのを助ける働きがあって、
くる病も防ぎ、骨にとても良いのですが　何時間も紫外線を浴びる必要はありません。
体の中で、一日に必要とされるビタミンＤがつくられるためには、
皮膚の面積　はがき１枚分を１日１５分間　紫外線を浴びれば十分です。

紫外線吸収剤と散乱剤

ＵＶカットの紫外線吸収剤はシミやシワの原因になる物質
紫外線を防ぐには毒性のある吸収剤と、肌に穏やかな散乱剤があります。

その毒性のある紫外線吸収剤とは　どんな薬品なのでしょうか？
もともとメイクと印刷用インクは同質のものです。
両方ともタール色素と顔料、溶剤、合成界面活性剤の混合物です。

タール色素は紫外線で褪色しやすいので、インクにもメイク化粧品にも紫外線吸収剤を添加します。
それで紫外線吸収剤の別名を褪色防止剤というのです。

そのほとんどがフェノール類（毒性の強い一群の化合物）です。
全部の商品がそうだとは申しませんが、吸収剤を使用したＵＶカット化粧品はこの褪色防止剤の、
基礎化粧品への転用でしょう。

石油から合成するタンパク質が食用にできないのは、
石油には発癌性等毒性の強いフェノール類が含まれているからです。
しかし、フェノールは化学反応に富む物質です。
それを利用した酸化防止剤や防腐剤、タール色素等の合成化学が発展したのです。
酸化防止剤やタール色素や紫外線吸収剤に共通の毒性があるのは、この理由からですね。

紫外線吸収剤には毒素があるので毒性の強さに応じて添加量が制限されています。
しかし数種を併用した場合は総合量の規制がないというのが　もう一つの大きな問題です。

ＵＶカットの効果を上げるには複数の紫外線吸収剤添加します。
そうすると、より効果のあるＵＶカット化粧品を消費者は求めるので使用しますね。

そうなれば
紫外線吸収剤の種類を増やした分、その相乗効果によって、
毒性は大きくなり、表皮母細胞を傷つけ、コラーゲン繊維をつくる繊維芽細胞も傷つけ、
シミや小ジワの原因を増やすことになってしまっているのです。

また、これら物質を合成界面活性剤と併用すれば、皮内へどんどん浸透してしまい、
これもまた皮膚を老化させ、やがてシミやシワの原因にもなってしまうのです。

ここ数年「紫外線吸収剤は使用していません」というキャッチコピーをよく目にしますが
それまでは　何を使用していたのかは察しのつくところですね。