顔の肌に手が吸い付つくのは洗顔上手化粧水上手かどうかの目安です
手が肌に吸い付くって、どういうこと?
それって、肌の何がそうさせるの?
はい、マリリンです。「手が吸い付く肌」って、具体的にどういうことなのか?を知っている人が少ないと思います。
ただ、化粧水塗って美容液塗って、手が肌に吸い付いたら、良いらしい・・・で、納得していないでしょうか?手が肌に吸い付く肌はある意味、目安になることなので、今回の説明でしっかり理解して、毎日のスキンケアに役立てていただければと思います。
化粧水が肌に浸透している目安にされている
化粧水が肌に浸透している目安として、よくメディアで見かけたり、聞いたりするのは、化粧水を塗ったり、美容液を塗った後に手が肌に吸い付いてもちもちした肌になる「もっちり肌」という表現です。
この「もっちり肌」という表現ですが、私は、感触の良さだけを訴えているような気がします。
そういった感触的な表現を見聞きして、多くの方は感触の良さが気持ち良いし、それだけ肌に化粧水や美容液がしっかり浸透している証拠のようなイメージをお持ちになると思います。
ですが、実は肌に手が吸い付くという表現は、本来の意味とは違う意味で利用されているようなのです。化粧水を肌に浸透させて、手が肌に吸い付いたとしても、それは肌の実力ではないので、この場合はコンディションの良い肌を作る目安にはならないのです。
その理由は、化粧水や美容液には粘りのあるものが入っていたりします。ヒアルロン酸や合成ポリマーなどです。それを肌に塗れば、そのおかげで手が肌に吸い付きます。
化粧水が浸透する肌は乾燥しやすい肌です。バリアゾーンを緩めれば化粧品は肌に浸透するので潤いますが、化粧品が浸透する入口は出口にもなるので、時間が経てば、肌の中の水分も連れだってより乾燥していきます。
なので、肌に手が吸い付くことで、化粧水を肌に浸透させる目安にしているというのは、ちょっと違います。
本当に良い意味で、肌に手が吸い付くというのは?
では、本当の意味で手が肌に吸い付くとはどういうことでしょうか?
健やかで美しい肌は1枚の脂の膜で守られて、バリアゾーンがきちんと存在しています。洗顔した時にこれらを全て洗い流したり、バリアゾーンを緩めたり、壊したりするようでは、肌の調子は悪くなっていきます。
なので、肌の状態に合わせて、ぬるま湯洗顔や石鹸洗顔をします。その後に、化粧水をつけますね。その化粧水をつけた後に肌に手が吸い付くようであれば、肌の皮脂膜がちゃんと程よく残っているという証拠になります。
この時、つける化粧水が合成ポリマーやヒアルロン酸などの粘りがあるようなものだと、この目安がわからなくなります。なので、化粧水は合成界面活性剤や合成ポリマーなどが入っていない粘りのないサラサラした化粧水を使うと良いのです。
まとめ
肌に手が吸い付く肌とは、洗顔や化粧水を上手につけることができた目安です。言い換えれば、洗顔や化粧水で上手にケアできたという証拠でもあります。
それは、肌に手が吸い付くだけの肌の皮脂膜を程よく洗顔後も残せているということ、そして、化粧水を肌がしっとりするまでつけることができたということです。
これが肌にとって最も好ましい状態なのです。ですが、この時に使う化粧品が合成界面活性剤や合成ポリマーなど入っているようなものの場合は当てはまりません。
あくまで、石鹸やぬるま湯で洗顔して、合成界面活性剤や合成ポリマーなどが入っていないサラサラした化粧水を使った場合のみ目安に出来ます。
皮脂を奪いすぎない洗顔ができているかどうかはスキンケアで1番重要なことですから、これを目安にすれば、肌のコンディションは良くなることでしょう。
この方法で肌の調子はよくなるでしょうが、もしも良くならない場合は、化粧品が肌に合っていないということですので、化粧品を見直してくださいね。