日焼け止めにSPF50を塗っても焼ける貴方が気をつける4つのこと
日焼け止めを使っても日焼けする
絶対日焼けしたくない
シミをつくりたくない
そんな貴方へ
はい、マリリンです。もう そろそろ紫外線が強くなる季節に突入ですね。紫外線B波は5月から9月に多く降り注ぎます。それに比べて、紫外線A波は5月頃には
1番紫外線の強い時期に入っているので うっかり日焼けをしたり、シワやシミの原因となったりするので、早めの対応が必要となりますよ。
はーい、マリリーン!
ひなたぼっこで、顔が真っ黒に焼けちゃったのにゃー! 泣
シャムちゃん
あらら?大変!
これからは日焼けしないように記事を読んで参考にしてね!
マリリン
紫外線の特徴と防御指数
まずは紫外線の用語と意味、その特徴をお伝えしますね。
紫外線A波(UV-A)は・・・
・地上に届く紫外線の95%
・1年中降り注いでいる
・雲や窓ガラスも突き抜ける
・真皮まで届き、シミが目立つ原因をつくり、シワ、たるみの原因
・紫外線に当たってすぐに肌が黒くなる日焼けを引き起こす
紫外線B(UV-B)波は・・・
・地上に届く紫外線の5%
・夏の時期に多い
・雲やガラスでさえぎられる
・日焼けを起こす
・主に肌の表面で吸収されるため、肌の奥の真皮層まで達することはほとんどない
・細胞を損傷して火傷のように赤くなったり、メラニン色素が沈着して褐色になったり、シミやソバカスの原因にもなる
夏ごろピークとなるUV-Bに比べて、2~3月ごろから紫外線量が上昇するUV-Aの方が、肌の奥 真皮層まで届きます。
SPF(紫外線防御指数)
Sun太陽 Protection防止 Facter指数 サン プロテクション ファクターの略です。
SPFはUVB防止効果の程度を「数値」で表したもので、UVBによって肌が赤くなる性質を利用した測定方法で求めることができます。
SPFは2から50までの数値で表されますが、表示する数値は50が上限です。
肌が赤くなる日焼けが起きるまでの20分という時間を何倍ぐらい延ばすことができるのか、
それが日焼け止めのSPFの数字で、例えば日焼け止めがSPF10なら、10倍の200分、つまり3時間20分OKというわけです。
PA(UV-A防御指数)
Protection Grade of UVA プロテクション グレイド オブ UVAの略、
紫外線A波をどのくらいカットできるかを+の数で表します。
やや効果がある(PA+)、効果がある(PA++)、非常に効果がある(PA+++)、「PA+」は
生活紫外線対応(日常生活)「PA++」は屋外活動対応、「PA+++」はレジャー紫外線対応(運動会などの長時間 海 山など)
実はあてにならないSPF数値
日焼け止めの数値は日本化粧品工業連合会の測定基準に従って測定しています。SPFというのは、各社の製品を比較できるようにした目安の数字なので
一定の決められた条件、【塗布量(2mg/cm2)、紫外線の波長、紫外線の種類】で測定をします。
なので、記載されているSPF50値を実現するには、とんでもなく厚塗りでないと効果がありません。(1平方cmあたり2mg塗布で計測されている為)
白いクリームなら もう 舞妓はん並みの白さになりますよ。
とはいえ、「厚塗りしないと効果がないなんて、結局は日焼け止めなんて無意味だわ!!SPF値なんてあてにならないっ!!」と、言って日焼け止めを塗らないのは、もっと日焼けやシミの原因になります。
現在では測定法が厳しくなったため、以前より信用度が増しましたが、測定は各メーカーにまかされており、数パーセント程度は故意に誤差することも可能です。
またユーザーが実際に使用する時は、メーカーの測定時のように正確に、塗布の継続は無理なので、実際の使用面からの正確さは期待できません。そういった事情からも SPF値を鵜呑みにすることはできないのです。
下のグラフは皮膚に届く「紫外線の防御率」を示したものです。何もつけない素肌が日焼けする時間に比べ、SPF2のUVカット製品を塗っていると、2倍の時間で同程度の日焼けをすることが分かります。
同様にSPF5の時は5倍の時間がかかります。しかし、この単純な比例関係はSPF値が10を越えると崩れはじめます。SPF30なら皮膚は30倍の照射時間に耐えられるはずですが、
グラフから分かるように実際には100/(100-93)=14倍の時間しか耐えられません。
極端に言えば、SPF10以上の製品は、いくらSPF値が大きくても防御率には ほとんど差がないということです。
殆ど差がないという事は、SPF値50を使用しても、肌に負担をかけるだけで意味がないのです。これはすべての日焼け止めに言えることです。
紫外線対策のクリームの種類
紫外線対策のクリームは主に3種類のタイプに分かれます。
●「紫外線散乱剤」を使っているもの
●「紫外線吸収剤」を使っているもの
●「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」を併用したもの
があります。
一般の日焼け止めクリームは「紫外線吸収剤」を使ったものが殆どです。ところが、「紫外線吸収剤」には、刺激性があります。でも、多くの化粧品メーカーが、「紫外線吸収剤」を使いました。
それは化粧品知識にあかるくない消費者が、色の付かない「日焼け止めクリーム」の方を好んだことも一つの要因です。利益優先ですから仕方ないのかもしれません。
一般的にはあまり知られていませんが、「紫外線吸収剤」と、病院が使う「クレゾール」と、メイク用品などに使われる「タール色素」は同じ化学物質を持っています。
「クレゾール」は、極端に薄めても細菌を死滅させる強い毒性をもっています。「紫外線吸収剤」や「タール色素」を肌に塗った場合、程度に差こそあれ、人の皮膚に、影響が無いはずはありません。
よくあるメディアの健康相談コーナーで、「できるだけSPF値の強いものは、毎日使わないようにしましょう!」と警告し、
「外出から帰ったらすぐに洗い流しましょう。」と指導している皮膚科医がいるのは、そのような理由からです。
デイリーに使う日焼け止めクリームは、肌に負担の多い「紫外線吸収剤」(化学的に紫外線を吸収する)は使わず、「紫外線散乱剤」(紫外線を肌の表面で散乱させて、跳ね返す)ものが肌に優しいです。
肌に負担のかかる「紫外線吸収剤」を一切含まずに作られた、肌にやさしい処方の日焼け止めクリームで、1年中健やかな肌で過ごせるようにすると良いですね。
日焼け止めにSPF50を塗っても
日焼けしてしまう
貴方が気を付けるべき4つのこと
- 汗をかく
- 2時間おきに塗り直しをしていない
- 顔を触る癖がある
- タオルなどで顔をゴシゴシ拭いている
と、こんなことしていませんか?気を付けてくださいね。1度塗れば 日焼けしないわけではありません。
更に、必ず 次のことを実践してみてください。
- 汗をかいたら、タオルで押さえ拭き
- 顔を触る癖に気づいたら触らないように
- まめに塗りなおす
- 日焼け止めの上からお粉(パウダー)を叩くとより紫外線防御率が高まる
- 帽子や日傘を使う
日焼け止めの選ぶときの注意点は
先ほど説明にあった通り、SPF50などは無駄に数値が高いだけで、肌に負担をかけてしまいます。ですので、SPF値は10~20でじゅうぶんです。
その上からパウダーをしっかり叩けば、より長持ちします。ファンデーションを厚めに塗るのも、良いですね。
そして、くれぐれも<無添加 植物性 自然派 ノンケミカル ベビー用 オーガニック>という言葉に惑わされない様にしましょう。
一般的にノンケミカルとは、「化学合成物質が一切入っていない」「界面活性剤に防腐剤、合成香料に合成染料 酸化防止剤など全て無添加」
と、思い込んでしまうでしょうが、化学(ケミカル)にあかるい者から見れば、化学的なものを一切使っていない化粧品なんて存在するの?と、頭の中が?でいっぱいでしょう。
化学物質は害悪だと思っている消費者からしてみれば、ノンケミカルは無添加やベビー用コスメと言う響きと同じでしょうが、化粧品という体面上、ノンケミカルであることは不可能です。
無添加とか自然派とか植物由来にノンケミカル という言葉に騙されてはいけません。そんな化粧品に限って良くなかったりもしますから、よく吟味してくださいね。
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